お知らせ

2016.10.31

閑さや 岩に沁み入る 蝉の聲

みなさんは、立石寺というお寺をご存知ですか。

山形県は、 山寺 という所にあるお寺なのですが、文字通り、
石(断崖絶壁)に立って(建って)いるようなお寺です。

さあ、聞いたことないなぁ、という私と同じ情報レベルのあなたでも、

―――― しずけさや いわにしみいる せみのこえ ――――   

という一句は何となく耳にしたことがありますよね。

そう、芭蕉さんの有名な一句です。

芭蕉さんがこの会心の一句をお詠みになった場所が、立石寺なんだそうです。

今回、用事のついでにその立石寺に行ってきました。

仙台駅から「仙山線」で、山寺駅へ。

駅から歩いて山道をのぼると、

いらっしゃいました、芭蕉さん。

逆光具合が風流です(?)
わびさびってやつですかね(??)

隣にはお弟子さんの曾良(そら)さんも。

こっちは採光具合が適切すぎて師匠のオーラには敵いません。

そして、あの一句をよんだ「岩」がここ(らしいです)。

沁み入ってますね~蝉さんたちのお声が・・・

ん、聞こえないぞ、聞こえないぞ。

それもそのはず、もう10月末でした。
なんならちょっと寒いっす。

そしてちょうど千段あるという石の階段を登り切ると、
ありました、断崖絶壁に聳え立つ寺。

と思いきやこれは寺ではなく、修行僧のための修行部屋だそう。

本気で命がけの修行ですねこれは。

立札には「危険」。
さすがに見ればわかります。

むかしのお坊さんは大変だったんですね・・・・

そんじょそこらじゃ見られない珍しい景色に驚きました。

みなさんも行ってみてください。
できれば蝉の声が聞こえる時期だともっといいかもですね。

おしまい。

 

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